リサイクルショップを始めて、最初の試練に立たされたのである。その時に目にしたのが、地域の情報紙「ショッパー」。ふたたびチラシを打とうかどうか考え抜いた末、取り敢えずはこの週刊情報新聞(タブロイド判)に十二月から、一コマの広告を出すことにする。これが、予想外の反響を見せる。「買い取りの仕事が増えて、それもお客さんが自分で品物を持ってきて、店を見ていってくれるようになった。それと、この新聞を見たお客さんはいくらで買い取ってくれるかとか、具体的な値段のことは言わない。こういう品物があるんだけど、引き取ってもらえますかっていう電話がくるんですよ」情報紙は、早い地域で月曜日の夜、大概は火曜日に、新聞の折り込みや投げ込みで各家庭に入る。そうすると、火曜日や水曜日にはふだんの倍以上の電話がかかってきて、Aさんのスケジュール手帳は顧客の名でびっしり埋まる。「ショッパー」の広告料金が一コマ・一回一万円、月四万円と比較的手ごろなことも、店にとっては魅力である。